休憩所

木彫はこんな感じで出来ている   2011.7.9

 

木彫の作り方というか、どんな風に作っているかを載せてみます。

まず、材料になる木ですが、檜を使っています。

彫っている最中はなかなか良い匂いもするのですが、一日中

嗅いでいるとお腹一杯になりそうです。

 

こんな感じで、鑿やノコギリと言ったいわゆる大工道具のような

もので彫っていきます。しかし、さすがに僕は21世紀を生きる

青年ですので、電動工具も使います。

でも、最終的な仕上げや重要っぽいところは鑿を使います。

作品に鑿の跡が残ることで、最終的に色をつけたときに

絵具の凹凸などが出るようにするためです。

 

こんな感じで彫りあがりました。

一応、猫科の動物のつもりです。

手足、顔、尻尾は別々に彫り、後から接合するように

なっています。これくらいの木彫でしたら、分割したほうが

持ち運びには便利です。しかし、持ち運ぶ事はないでしょう。

 

分割するのにはいくつか理由があります。

まず、木材の話。これくらいの木彫を一本の木から

取ろうと思うと、かなりの費用と時間やら、非常に大変です。

また、歪みが出るのが木材なのですが、分割することで歪みが

出にくいように抑えることも出来るそうです。

 

もう一点が制作のしやすさ。

これは単純に作りやすいからです。

 

では、どんな感じでバラバラになっていますかというと、

 

こんな感じになっております。

かなりバラバラになります。若干猟奇的かも知れません。

 

この白いのは何かといいますと、先ほどの木彫です。

僕の木彫は色をつけるのですが、その際に下地を塗ることで

発色やら絵具の定着を助けるためにもこの作業が必要です。

 

こんなに白くするのなら、最初から檜なんか使う意味が

あるのか?という非常に核心を突いてしまった意見を

よく頂きます。実際の所、あるんです。

なぜなら、檜は彫りやすいから。

あと、絵具を塗っても若干檜の匂いがするのです。

もし、僕の作品をお持ちの方、鼻を近づけてください。

 

でも、あくまで匂いのする木彫ではなく、

匂いする木彫にしておいてください。

 

ちなみにこの下地作りはいつも複数の作品を一緒に行うことが

多いです。こんな感じで。

さぁ。ここまできました。

僕の中には完成した作品のイメージはもう出来ている!

と言いたいのですが、実際には猫科ということは決まっていても、

ヒョウ、トラ、ヤマネコ。またはチーターのうちのどれかかな。

と言った感じです。

まぁ。この作品は特にテーマを決めての制作じゃなかったから。

ということにしときます。

 

まず、下地を塗ったので、主にアクリル絵具を使っての色づけです。

他には日本画の画材やらも使ったりします。が、基本はアクリル絵具

を塗り重ねていくという作業です。

木彫の色付けは上手くいくのと、何度も塗りなおすのとの差が

非常に激しいです。一回で完成もあれば、何回塗って自分の思って

いたのにならず、無かったことになった作品もあります。

 

今回は、苦戦しました。やはり、最初からどの動物かといのは

決めておくべきでした。猫科では少し無理があったようです。

 

まぁ。完成はしたのですが、ここからもう少し乾かして、

最後にもう一度色の感じやらを見ます。

 

そして完全に手足や顔を接着して完成です。

ので、写真は95%完成くらいでしょうか。まだ手足の

接着が出来てないです。

 

こんな感じで木彫は出来ているのでした。